文部科学大臣より「橋渡し研究支援機関」に認定
岡山大学は、2014年に基礎研究における研究成果を新たな治療薬・治療技術の開発などの実用化に結び付けるための体制整備を目的とした「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」に採択され、実績を積み上げてきました。現在では、支援を望む研究者からの応募シーズは年間100件にのぼり、その半数以上は学外からの応募となっています。また、出口となる医療機器等の製造販売承認・認証申請についても、着実に実績を積んでいます。
これらの実績が評価され、2021年12月には、文部科学大臣の認定制度として新設された「橋渡し研究支援機関」に中国・四国地区で唯一認定されました。
橋渡し研究支援機関認定制度について
橋渡し研究支援機関認定制度は、大学等が有する橋渡し研究支援機能のうち、一定の要件を満たす機能を有する機関を「橋渡し研究支援機関」として文部科学大臣が認定することを通じ、大学等の優れた基礎研究の成果を革新的な医薬品・医療機器等として国民に提供することを目指すものです。
岡山大学の支援体制
岡山大学では、開発シーズをいち早く現場に届けるため、大学全体で一気通貫の支援体制を構築しています。「橋渡し研究支援拠点」は、「岡山大学病院」と全学の研究支援部門である「研究推進機構」の部門を機能統合する形で形成しています。
また、全学的な研究マネジメント体制として、2021年度より「イノベーションマネジメントコア(IMaC)」を設け、プロジェクトマネジメントを行っています。医療系とベンチャー支援、人文社会系・理工系、学術研究のそれぞれのフィールドが相互に連携しながら、学内の異分野融合シーズの発掘・育成にも力を入れています。
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