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2024.04.23イベント
4/18 「スタートアップ成功を目指して ~スタートアップ事例とGAPファンドの紹介~」が開催されました
4月18日、創薬分野でのスタートアップ起業をテーマとしたセミナー「スタートアップ成功を目指して ~スタートアップ事例とGAPファンドの紹介~」を鹿田キャンパスのJ-Hallで開催しました。セミナーはハイブリッド形式で行い、教職員・学生や企業関係者など約60人が会場とオンラインで参加しました。
このセミナーは、教職員・学生のアントレプレナーシップ精神を涵養するとともに、スタートアップ起業を後押しすることを目的に研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部が企画したもので、BIZENとしも共催させていただきました。2024年3月にJST「大学発新産業創出基金事業 ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)」に採択された中山雅敬 研究・イノベーション共創機構教授による創薬スタートアップ設立事業のキックオフイベントにも位置付けています。
セミナーでは、まず、ドイツ最高の研究機関であるマックスプランク協会が設立した創薬支援ベンチャー Lead Discovery Centerの事業開発部長マティアス・シュタイン=ゲルラッハ氏が同社による創薬支援について講演。実際の事例をもとに、創薬分野での起業には複雑な課題が存在するが、適切なパートナーを見つけることで克服できると話しました。
続くパネルディスカッションでは、日本を代表するベンチャーキャピタル(VC)4社(Beyond Next Ventures、ファストトラックイニシアティブ、AN VENTURES、京都大学イノベーションキャピタル)のベンチャーキャピタリストと中山教授、シュタイン=ゲルラッハ氏がパネリストとなり「日本におけるVCの活動とVC主導によるカンパニークリエーションの実際について」をテーマに討論を展開。「日本のアカデミアの基礎研究のレベルは米国と遜色ない。違いはビジネスを視野に入れているかどうか」「事業化に向けては、とにかくいろいろな人の話を聞いてみることが大事」などの意見が出されました。
次に、中山教授が「腎症治療を可能にする治療薬開発を目指す創薬スタートアップ設立について」と題し、どのようにして自らの研究を製薬会社との共同研究や資金獲得に結び付けていったかを紹介。「データがまだ出そろってない状態だったが、それをLDCに見せたところ、薬になりえるとたいへん高く評価され、資金獲得につながった。自分はラッキーだったかもしれないが、そういうことが起こりうることを知ってほしい」とVCや事業会社と対話することの重要性を指摘しました。
最後に、本学が参画している大学間連携プラットフォーム「Peace & Science Innovation Ecosystem」(PSI)の担当者が5月中旬公募開始予定のPSI・GAPファンドの事業概要について説明するとともに、GAPファンドへの応募を呼びかけました。
○PSI・GAPファンド(教員・大学院生対象)について、スタートアップ・ベンチャー創出本部では応募申請のサポートをさせていただきます。ご希望の方はお気軽に下記までご連絡ください。
○本学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っております。ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談下さい。
【問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp