センターについて 活動方針・活動状況

新医療研究開発センターとは

新医療研究開発センターは,病院内における治験・臨床研究・橋渡し研究を 戦略的に推進するための中央施設として平成22年1月より発足いたしました。

運営体制

新医療研究開発センターは,企画運営部,再生医療部,橋渡し研究部,臨床研究部,治験推進部,次世代医療機器開発部,人材育成部と,独立したデータサイエンス部及び監査部を含めたの9つの部から成り立っています。

運営方針

新医療研究開発センターは,「高度な医療をやさしく提供し,優れた医療人を育てます。」という岡山大学病院の基本理念をもとに,院内における橋渡し研究・臨床研究・治験を戦略的に推進するための活動を実施します。

新医療研究開発センターの取り組み

1)治験推進部の統合により,岡山大学病院における質の高い臨床研究・治験のさらなる推進,岡山大学病院を中心とした臨床研究・治験ネットワークの構築,グローバル治験の推進により,創薬とエビデンスの発信を目指します。

2)次世代に向けた新たな医療(再生医療,遺伝子治療,細胞治療等)を開発し実用化するための研究を実践するとともに,院内における実用開発化研究をさまざまな面から支援します。
具体的には、探索的医薬品開発室を設置し,ウイルスなどの生物製剤を扱うP2ルーム,患者さんに投与する細胞を調節するクリーンルーム,さらにそれらの細胞・生物製剤の品質を管理するQCルームなど最新の設備を完備しており,各部屋の清浄度は24時間モニターされています。新規の遺伝子治療やがんワクチン,ウイルス製剤を用いたがんの診断・治療などナノバイオ標的医療シーズの臨床開発を進めています。

3)治験,臨床研究,橋渡し研究にかかわるスタッフ(医師,コメディカルスタッフ)の育成を行います。

4)研究科と病院の双方にあった倫理審査委員会の統合,教員へのワンストップサービスの実施などにより,効率的な研究の推進を行います。

5)研究に関する相談や文書作成支援などの各種サポート業務を行っています。

岡山大学は革新的医療研究開発拠点として
健康長寿社会実現に向けて貢献します。

岡山大学はAll Japan研究開発体制における一拠点大学として、
様々な領域で革新的シーズの実用化を推進

約150年に及ぶ医学分野の経験と実績を持つアカデミア拠点として、未来へつながる研究推進及び人材育成を実践しています。

革新的胃腸技術創創出拠点プロジェクト

センター、シーズ開発機能、知財戦略における戦略的マネジメントを強化
岡山大学病院と岡山大学大学院の一体運営を実践

開発シーズをいち早く現場に届けるため、研究開発の初期段階から大学病院と大学院が一体化した組織運営を実践。「研究推進産学官連携機構」のコーディネーションにより、優先順位付けや意思決定をより迅速化すると同時に、組織横断的に標準化された品質管理体制を「新医療研究開発センター」が管理。2週間ごとに全体のPDCAを実施することで、常に完成度の高い成果を実現します。また、「生命倫理審査委員会」により、研究を始め、病院運営、利益相反管理など幅広い視点から、厳格で透明性の高い監査プロセスを採用しています。

センター、シーズ開発機能、知財戦略における戦略的マネジメントを強化 イメージ